疲

鈍痛とともに起きる朝

最悪の朝である

別に雨だからとか

気圧がとか

そういう頭痛持ち的要素はないので

単なる疲れと言い聞かせる

なかなか風邪やら熱やらが出ない私

鈍痛さえ久しぶりである

始めて

頭痛薬というものを飲み寝る

寝れば治る精神。

しかし痛いと寝れない

しかし寝ないといけない

この葛藤をループしてるうちに夢の中へ

昨日は3時からバイトが入っていた

熱があるがあるならまだしも

何もない

だからこそ

バイトは休む要素がない気がした

1週間の中でも

なかなかに、忙しくさらに人手が足りない

だから

行かなければならないと

言い聞かせる

そして

3時までに治せる

という心持ちで再び眠りにつく

軽めにだけどしっかりと

昼食を食べて

また薬を飲んでバイトに、、

ここからが地獄

ここまでも地獄だったけど

これからがより地獄。

行ったはいいけど

仕事の量がいつもの日ではないのである

梱包も

ピザも

片付けも

本当に本当にしんどかった

頭が働いてないからか

そんなのは言い訳に過ぎない

自分の不甲斐なさが

前面に出てしまった

いつもは絶対しないミスを

何個もした

それがすごく嫌だった

四時までに梱包終わらせといて

そう言われた

だけど

どう見ても四時までに終わる量ではなかった

その反面もしかしたらできるかもしれない

というどこかでそう思っていた自分が

いたのかもしれない

梱包しても

梱包しても

次から次に出来る

ラックは満帆

やってるはずなのに進まない

四時までに

そんなプレッシャーも私を追い込んだ

終わるはずなかった

cfが袋にパンを入れてくれる

私は必死で売価を貼る

そしてミスを犯す

メロンパンの売価は115円

だけど私は間違えてコンピューターに出てきた

125円そのままで貼り付けてしまった

わかってる

わかってたはず、なのに、、

貼った売価を剥がしてもう一回袋詰め

そしてまた売価を貼る

手間を増やしてしまった

ポンコツだなあ、

さらにうぐいす豆ロールを

店だしする時

断面を表にしなきゃなのに

断面を裏にして置いていた

これもダメ

ピザ焼いてと言われ

何枚も何枚も焼いた

伸ばしてくれてあった

ピザ生地を一枚落とした

どこに目をつけてるんだろか私

視野狭すぎ

何で落とす？

また手間を増やす

早く帰りたくて

早く帰りたくてなのに

何で今日に限って

失敗しかしないのか

本当に死にたくて

自分が嫌で

全部私が悪いのはわかっている

自分の仕事あるのに手伝ってくれたcfに

申し訳ないし

悔しい

cfが帰って

あとはピザ室の掃除と片付け

（この時点で残業1時間オーバー）

あとはトマトを切るだけ

トマトは最後に残しといて

そのほかを全て終わらせる

よしトマト

トマトをタッパー3つ分切る

できた

あとは蓋閉めてしまおう

もうすぐ7時半

急ごう

そう思ったのがいけなかったのかな

次の瞬間である

トマトでいっぱいのタッパーを

１つ

地面に落とす

飛び散るトマト

それを拾う私

こんなに惨めな構図見たことないよ

涙が溢れるかと思った

せっかく切ったトマトを

ゴミ箱に捨てて

終わろう

シンデレラより悲惨だ

だって誰も迎えに来てくれない

大きなゴミ袋を２つ引っさげて

終わる

家に帰ってよほど憔悴した顔を

私がしていたのか

親に

そんな疲れちゃって

だから休めばよかったのに

そう言われてしまった

その通り

限界を超えて頑張ったって

いいことないんだね

しんどくて

死にたくて

つらくて

こんなんだったら飲み会行けばよかったや

お酒じゃなくてタピオカ飲みたかったな